今年は閏年。2月29日のある年であり、オリンピックの年でもあります。
さて、閏年をつくるのは、現在、私たちが使っている太陽暦の、地球が太陽の
周りを一周するのにかかる日数を調整するため、というところまでは常識ですが、
閏年を2月で調整するのはなぜでしょう?
その答えはグレゴリオ暦発祥の地、古代ローマにさかのぼります。
ジュリアス・シーザーが現在の形の暦を定め、自分の生まれ月である7月を
「ユリウス(英語読みでジュライ)の月」と変えてしまったのは有名ですが、も
ともと7月は「5番目の月」という意味の「キンテイリス」。そう、古代ローマの
暦は1年が3月から始まっていたので、閏年を最後の2月で調整したのです。
それでも、当時のローマ帝国の暦では「奇数月が31日、偶数月が30日」と決
まっていたので、シーザーの時代までは最後の月である2月で閏年を調整しても、
29日か30日であったはず。
では、2月がさらに1日減ってしまった理由は?
コラムニスト 鈴木 百合子
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