内閣府は「食育に関する意識調査」結果を発表しました。それによりますと、
“食育”の言葉を知っていた人の割合は、前回調査(2007年3月)より8.8ポイ
ント増の74.0と7割を超えました。
また、食育に関心がある人の割合も7割を超えていました。
食生活で悩みや不安を感じている人は全体の44.3%で、具体的内容(複数回
答)については「食品の安全性」が81.0%ともっとも高く、続いて「家族の健
康」50.7%、「自分の健康46.4%、「将来の食料供給」33.5%、「食べ残しや
廃棄など環境への影響」32.1%などの順でした。
健康診断での特定健診が始まった「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症
候群)」の「意味まで知っていた」との回答は87.6%。前回調査に比べ10.3ポ
イント増加し、政府が06年に策定した食育推進基本計画で8割以上に周知すると
いう目標値を突破しました。
メタボリックシンドロームの予防・改善のための食事や運動について、半年
以上継続して実践していると回答した人は30.3%で、実践しているが、半年未
満は3.9%。現在していないし、しようとも思わない人は19.8%でした。
調査は2月末から3月上旬までの間全国の成人男女3,00人を対象に実施したも
ので、回収率は、58.2%でした。