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口腔ガン 検診受け早期発見を

「口の中にもガンはできる」というと驚かれる方もいるかと思います。口腔ガン(口の中のガン)の発症率は、ガン全体の3%にすぎませんが、専門医療機関に受診した時には、7割以上は進行ガンの状態で発見されています。原因としては、他のガンと同様に初期の自覚症状が少ない、ガンは口の中にできるという認識があまりない、ガンに対する恐怖心から受診する気持ちになれない、受診すべき科が分らないなどが考えられます。
 口腔ガンになると、会話や食事、嚥下機能が低下し、進行すれば顔の変化も伴い、治癒後も社会復帰が難しいこともあります。
                 神奈川新聞 2008.7.16

歯周病とむし歯の違いは?

歯周病もむし歯も、プラークに含まれる細菌の感染で起こる。細菌の種類が違う。
 むし歯菌は、糖分を分解して酸をつくりだす。この酸によって歯が溶けて穴となり歯髄(俗に神経)までいくと痛みを感じるようになる。
 一方、歯周病は、歯そのものではなく歯を支えている歯ぐきや歯槽骨が破壊される病気で痛みは感じない。
 細菌の違いはあるとはいえ、歯周病もむし歯も、プラークの除去が予防の決め手となる。

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