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北海道で薬局への不審なクレーム相次ぐ

服薬指導受けずに去り、後から健康被害を訴え
 札幌市内で10月25日以降、医療用の非処方せん薬の零売を巡り薬局への不審なクレーム事例が相次いでいるとして、北海道薬剤師会はこのほど、会員薬局に注意を喚起する文書をファクスで配布した。

 クレーム事例の内容は、以下のようなもの。まず女性が来局してメフェナム酸(商品名:ポンタールほか)を購入するが、旅行中で時間がないという理由から服薬指導や情報提供を受けずに薬局を去る。そして翌日以降、妊婦が服用してはいけない薬なのに情報提供がなかったと電話でクレームを付け、場合によっては金品を要求する。その際、連絡先を明らかにせず、電話口で男女が入れ替わって話をするのが特徴だという。

 こうした事態を受けて道薬では、札幌薬剤師会が緊急配布した文書を引用する形で、非処方せん薬の零売時にも薬歴作成や適正使用への配慮が必要だと指摘。(1)店頭販売できる薬とできない薬の明確な区別(2)患者氏名や連絡先の確認・記録(3)基礎疾患、アレルギー、副作用歴の聴取(4)文書による情報提供(5)必要に応じた受診勧奨(6)金品の要求にその場で安易に応じないこと──を会員に求めている。

根尖性歯周炎 根管手術 CTで精密に

根尖性歯周炎とは、歯の根っこ部分の炎症のことで歯の神経が入っていた根に細菌が通って歯の根に炎症を起こすことです。これは、歯周病とは違います。歯科用のCTや顕微鏡を使い根の治療を行う方法があります。
 根の治療は、難しく各患者によって根の形、大きさ、本数が異なる。そのため治療が難しい。現在では、CTによる根の状態を撮影したり、拡大鏡による根の状態を診ることができる。保険が適用される先進医療に指定されているが、東京医科歯科大では、費用が歯1本当り8万2000円かかるようだ。
(院長談)根の治療は、字の如く根気がいる作業です。銀歯を作ってから痛みがでることがあるので丁寧に行うことが大切です。
                 読売新聞 2008.10.17

肥満による死亡リスク予測、BMIだけでは不十分

肥満と死亡リスクの関係を調べた研究の多くは、全身性肥満の指標であるBMIを用いている。独栄養研究所のTobias Pischon氏らは、欧州人を対象とする研究で、腹部肥満の指標である腹囲またはウエスト/ヒップ比をBMIと共に用いると、特に低BMI群の死亡リスクの予測精度が向上することを明らかにした。詳細は、NEJM誌2008年11月13日号に報告された。

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