厚生労働省が発表しました「2007年国民健康・栄養調査」によりますと糖尿病
の疑いがある成人が2007年11月時点で、計2,210万人に上ると推計されることが
わかりました。
これは、1997年から10年間で1.6倍となり、4.7人に1人となる計算です。前年
調査と比べると340万人(18.2%)増加し、成人の約2割に上っています。
また、糖尿病が強く疑われる人の治療状況について、「現在治療を受けてい
る」と回答した人の割合は増加しているが、「ほとんど治療を受けたことがな
い」と回答した人は依然として約4割にのぼります。
同省の担当者は「運動不足や食生活の乱れで肥満が増加していることが大きな
原因」と分析しています。
調査は2007年11月、全国で無作為抽出した約6,000世帯の約1万8,000人を対象
に実施。糖尿病の調査は、このうち血液検査を受けた成人約4,000人が対象。調
査結果と、成人の人口(約1億400万人)を基に推計したものです。