①乳歯列期(子どもの歯の時期)に行っていた歯ぎしりは、側方歯群(前歯から3,4,5番目の歯)の交換期を過ぎる頃には解消される症例が多い。
②子どもの歯ぎしりに対する臨床的対応としては、子どものストレスをとるために「聞く耳」をもち、リラクセーションを測ることです。最も重要なのは、保護者とくに母親に協力を求めることです。
③家族的に歯ぎしりをすることがあります。遺伝的な要因もあるが、環境的な要因もかなり影響する。
④子どものときに歯ぎしりをしていた人で、成人になっても続いた割合は、35~90%であり、歯ぎしりのある成人成人の84%は子どものときに歯ぎしりをしていなかったとの報告がある。
⑤子どもたちへのストレスの大きさや体質・気質によっては、成人になって歯ぎしりが再発することがある。子どもの歯ぎしりには、注意を払って経過を観察する必要