厚生労働省の調査によれば、歯周病にかかっている日本人は、30歳以上で80%に上ります。人数にすると約5000万人でそのうち約700万人は、治療が必要とみられている。
歯周病のやっかいなところは、痛みなどの自覚症状が少なく、本人が気づかないまま、症状がどんどん進行してしまうことが多い。
プラーク(歯垢)1gの中には、一億以上の細菌が存在します。このプラークは、歯周病に向けて2つのリスクを拡大する。
①歯周病菌から、コラゲナーゼと言う酵素(体内で化学反応を促進する物質)を大量に分泌させる。そのため歯ぐきも徐々に壊れて後退し、やがて歯を支えきれなくなってしまう。
②歯周病菌と戦う戦うために、歯ぐきの血管から、免疫細胞の白血球が免疫反応は、体を異物から守るうえで大切なことですから、それが過剰になると、大量の活性酵素を発生させて、歯ぐきに炎症を起こし、歯ぐきを破壊する。
安心 2009.1