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入れ歯は訓練と調整が必要

入れ歯は、入れればかめるというものではない。かむ訓練を重ねて初めて、使いこなせる道具です。一度作ればずっと使えるわけでもありません。高齢者は体重の増減に従って歯ぐきがやせたり太ったりするので、浮いた入れ歯が口中を傷つけないよう常に調整が必要です。口はかむ、味わう、飲み込む、話す、呼吸するという大切な機能を担っていると同時に、病気の入り口にもなれば防ぎ口にもなる。その人の生活の質を左右する口腔ケアを、トータルにおこなえる環境が必要だ。
                 日本海新聞 2009.3.16

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