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ステロイド 減量焦らず

さいたま市のAさん(36)は29歳で全身性エリテマトーデス(SLE)と診断され入院。「治療の基本」と説明され、炎症を鎮めるステロイド薬を飲み始めた。
 「減量を急ぎすぎると悪化することがある」と指摘する。薬への反応は個人差があり、症状だけでなく、検査結果の推移を見て慎重に行う必要があるという。
 転院当時、自覚症状もなく一見安定していたが、毎月の検査で、過剰な免疫反応を起こす自己抗体という異常物質が除々に増えていることがわかった。
 現在は、ステロイド薬、免疫抑制薬、骨粗鬆症の予防薬のほか、口や目がかわくシェーグレン症候群の症状もあるため、唾液の分泌を促す薬なども飲む。
               読売新聞 2009.5.1

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