佐藤化成工業所はインフルエンザなどの細菌採取用ポリエステル綿棒「エススティック」を開発、発売した。7月までに月産100万本体制を整える。鼻腔や口腔などの粘膜の場合、通常のレーヨン綿棒と比べて2倍以上の細菌を採取できる。
同綿棒は自治医科大学医学部で被験者30人を対象に表皮ブドウ球菌を用いて機能評価した。この結果、レーヨン綿棒よりも粘膜の粘液を効率的に吸収し、約2.6倍の細菌を採取した。乾いた皮膚の場合でも約1.2倍を採取でき、有意性があることを確認した。
日刊工業新聞 2009.5.22