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金属アレルギーが原因

歯科で用いられている金属は、お口の中に入ることを前提としているため、その安全性については、厳しい基準があります。それでもまれにではありますが、金属アレルギーを起こす場合があり、その代表的なものに「掌せき膿疱症(しょうせきのうほうしょう)」があります。
 特徴として、手のひらや、足の裏に左右対称に無菌性の水泡が多発します。そのため、大部分の方は皮膚科を受診されますが、原因菌は見つかりません。この時点で金属などのアレルギーが疑われ、大学病院のアレルギー外来を紹介されることもあります。
 掌せき膿疱症は、唾液に微量に溶け出した金属イオンとタンパク質が結号して皮膚に運ばれ、それが蓄積されることによって発症しますが、溶け出す金属イオンはごく微量なため一般的には問題ありません。
          福島民報 2009.6.22

虫歯治療の詰め物向け ガラス材料、日本で販促

ガラス材料製造の独ショットは6月中旬から歯科治療向けのガラス材料を日本市場に本格投入する。虫歯治療の後に施す詰め物向けの原料で、ナノレベルの微細な粒子を使い、見た目や強度を向上したのが特長。電子部品製造を手がけるNECとの共同出資会社を活用して販売体制を整備。自然歯と比較して同等の人工歯の性能を出せる製品として歯科材料メーカー向けに販売する。
          日経産業新聞 2009.6.17

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