記事一覧

乳幼児のあごの発育

以前は食が細く、口に運んでもらうのを待っていた。「手づかみ食べ」を勧められ、ゆでたニンジンや大根を持ちやすい大きさに切って与えてみた。自分も同じものを手で食べて見せたところ、積極的に何でも口にするようになったという。
 親がスプーンで口まで運んであげるのと違い、食べ物を床に落としてしまうことも多いが、「ひどく汚すのは一時期だけ」と石田さん。自分で食べる楽しみを味わうことが、かむ意欲につながるという。「歯が生えそろっていなくても、舌や唇、ほっぺたを総動員しながら歯茎で食べる練習が大切。一緒に食べながら、詰まらせないよう見てあげることも忘れずに」と話している。
         朝日新聞 2009.7.6

過去ログ