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「高齢者の人口」

総務省がまとめた人口の推計値(9月15日現在)によりますと、65歳以上の
高齢者は2,898万人で、総人口に占める割合は、22.7%となり、数割合とも過
去最高になりました。
 また、女性高齢者は、1,659万人で、全女性人口の25.4%と初めて25%を超
え、女性の4人に1人が高齢者となりました。
 男性高齢者は、1,239万人、で全男性人口の19.9%となり、男性のほぼ5人に
1人が高齢者となりました。
 なお、高齢者が1人でもいる世帯は、1,821万世帯(36.7%)となっています。
また、厚生労働省の調査によりますと、100歳以上の高齢者が今年初めて4万
人を超え、9月15日時点で4万399人に達することが分かりました。
女性が3万4,952人で86.5%を占め、男性が5,447人となっています。

 人口10万人あたりの100歳以上の高齢者の割合は31.64人で、都道府県別で
は、沖縄が37年連続トップで67.44人、次いで島根66.21人、高知61.45人の順。
 少なかったのは埼玉15.90人、愛知18.45人、千葉21.45人の順で、埼玉は20
年連続の最下位でした。
 100歳以上の高齢者は調査が始まった1963年は153人でしたが、81年に1,000人、
98年に1万人をそれぞれ突破していました。

「日本歯科衛生学会第4回学術大会」が開催されました

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9月20日(土)・21日(日)の両日にわたり、大阪府・大阪歯科大学楠葉学舎にて「日本歯科衛生学会 第4回学術大会」が開催され、1,300名を超える参加登録があり盛会でした。
  「歯の健康力 フロンティア-食べる、話す、生きる力を支える口腔機能-」をメインテーマに、特別講演、シンポジウム、教育講演、市民フォーラム、会員発表プログラムとして口演発表97題、ポスター発表47題が行われました。
シンポジウムは、「ライフステージからみた口腔機能の向上」とのテーマにて、発達期、学齢・青年期、成人・高齢期と分け、それぞれを、乳幼児における咀嚼器官の発達の特徴、学齢・青年期の口腔周囲筋の不調和におけるMFT(oral myofunctional therapy)からの咀嚼支援、成人・高齢期の摂食・嚥下障害への対応のための基礎知識とチームアプローチが、示され、最後に質疑応答が行われました。
 教育講演では、長崎リハビリテーション病院院長の栗原正紀先生が、「“口のリハビリテーション”のすすめ」とのテーマにてご講演されました。リハビリテーションとは、人間の尊厳を取り戻すもので、臓器別には語れない全人的領域である、との考え方から、“口のリハビリテーション”を展開され、口腔の3大機能(呼吸・摂食嚥下・構音)を重視し、チームアプローチにより口腔機能の回復から維持、そして、生活の質の向上を目指す取り組みをお話しされました。最後に、歯科衛生士の方々に、専門的技術を持ったチームの一員へ、そして、診療所から病院や地域へと活動の範囲を広げてほしいとのメッセージを贈られました。

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