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汚れ除き骨の再生力促す 抜かずに歯を復活

 歯周病は、歯と歯肉の溝(歯周ポケット)に、歯周病菌の塊である歯こうや、歯こうが石灰化した歯石がたまり、歯周組織(歯を支える歯肉・歯槽骨・歯根膜、歯のセメント質)に炎症が起こり組織が壊される感染症だ。ほっておくと同組織が歯を支えきれなくなり、歯が抜ける原因になる。
 同療法は、まず歯のぐらつきを抑えるために複数の歯をワイヤで固定。その上でこれらの歯の汚れを取り除き、歯根の表面を滑らかにする「ルートプレーニングケア(RPC)」を行う。同時に患者にも、毎食後と間食後、就寝前と毎日五回の歯磨きをしてもらう。
 同療法のRPCは、歯周病治療に広く行われている歯の汚れ除去法とやり方は同じだが、徹底して汚れを取る点と歯根膜の再生にに力点を置いている点が違う。骨の再生力を生かした治療法だ。
           東京新聞 2009.11.6

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