乳歯がすべて生えそろうのは2~3歳ですが、あごはまだまだ成長します。成長すると歯とあごの大きさが合わなくなり、1世代目の小さい乳歯は2世代目の大きい永久歯に置き換えられていきます。しかし人間は永久歯が生えそろう時点であごの成長が止まるため、さらに大きい歯に置き換える必要がありません。そのためそれ以降の生えかわりがありません。
人間を含め、哺乳類のほとんどは歯の生え変わりが1度。その一方で、魚の歯は抜けなければ何度も生えてくるし、ネズミやウサギなどは一生延び続ける歯をもっている。こうした違いは、進化の段階で生活環境に適応した結果ともいわれています。
R25 2009.12.1