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大人に増えている 虫歯で歯を失わない 年代別磨き方

50代になると見た目にも歯茎が退縮し、根元が露出する。多くの50代は咬合面がすり減り、裂溝と呼ばれる溝が浅くなる。子供と違ってこの部分の虫歯減ってきます。意識して磨くのは歯と歯の間です。普段の歯ブラシとは別の歯間ブラシで、歯と歯の間を丁寧に磨くことです。
 40代は50代ほどはっきりと歯茎の退縮はないが、退縮が始まり、歯と歯の間が除々に広がってくる。この部分の虫歯などで歯を失う人も増えてくる。
 「この年代は歯と歯の隙間は個人差があります。デンタルフロス(糸ようじ)でないと入らない部分と歯間ブラシが使える部分が混在しています。普通の硬さの歯ブラシとこうしたブラシを使い分けるといいでしょう」部分的に歯が抜けた人は欠損用ハブラシを使うのもいい。
 30代の咬合面はそれほどすり減っておらず裂溝は深い。「この年代の虫歯は20代と同じで裂溝部分にできやすいので、咬合面を意識してしっかり磨くことです。
 
 60代は舌ごけブラシも使う
  「歯肉を傷つけないよう軟らかい歯ブラシで時間をかけて磨きましょう。口腔内の細菌の塊である舌ごけは年配者の肺炎や口臭の原因ともいわれます。舌ごけブラシを使うべきです。
   1回の歯磨きは10分、電動なら2分かけるのがベスト。時間がない場合はデンタルティッシュで歯の表面をサッと磨くのも手だ。
                日刊ゲンダイ 2009.12.1

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