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歯科技工士を続ける上での問題点、「低賃金」が最多

日本歯科技工士会が取りまとめた「2009歯科技工士実態調査」によると、歯科技工士を続ける上での問題点として「低賃金」を挙げる人が最も多く、7割弱に当たる67.9%だった。
 調査は、全国の歯科技工士2992人を対象に、昨年7月7日―8月20日に実施。勤務者746人と自営者518人の計1264人から有効回答を得た。回答者の平均年齢は44.8歳だった。
歯科技工士を続ける上での問題点を聞いたところ(複数回答)、「低価格(低賃金)」(67.9%)が最も多く、次いで「長時間労働」(42.8%)、「健康保険制度への位置付け」(24.1%)、「健康問題」(21.7%)などの順。回答者の平均年収は432万円だった。
また、歯科技工士から離業する意向では、「やや感じる」と答えた人が30.5%で最多。次いで「あまり感じない」(30.1%)、「全く感じない」(25.6%)、「非常に感じる」(11.3%)の順だった。また離業したいと感じる理由でも(複数回答)、「給与」(54.8%)を挙げる人が最も多く、「労働時間」(50.7%)、「将来性」(33.8%)なども多かった。
さらに、仕事に関する満足度を、「充分に満足している」「かなり満足している」「普通」「やや不満である」「不満である」「わからない」の6項目で評価したところ、満足度が高かったのは「充分に責任のある仕事ができること」「かなり自由に自分の裁量で仕事ができること」「社会的貢献度の大きさ」など。一方で、「社会的ステイタス」「収入について」は不満と回答する人が多く、共に「充分に満足」「かなり満足」を合わせても1割未満だった。
更新:2010/03/09 17:37  キャリアブレイン

かみ合わせ崩れる 先天性欠如歯(歯が足りない)

永久歯の本数は第三大臼歯(親知らず)を除くと28本となりますが、生まれつき歯が足りない人がいます。この足りない歯のことを先天性欠如歯(先欠歯)といいます。発現頻度は調査対象の違いによりばらつきがありますが、10%近いという報告もあります。
 1人当たりの先欠歯の本数は一歯から多数歯までさまざまです。
 具体的な対処法は先欠歯の部位や数によってさまざまですが、たとえば第二小臼歯が先欠で先行歯である乳歯が存在して、それ以外のかみ合わせに問題がない場合はできるだけ成長期は乳歯を保存し、乳歯が脱落した時点でその部位にインプラントやブリッジという補綴(ほてつ)処置を行って解決を図る方法があります。
             福島民友 2010.1.25

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