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糖尿病 中 膵臓保護する新薬も

糖尿病治療には、過食や運動不足といった悪習慣を改善しても血糖値を十分にコントロールできない場合、薬物療法が加わる。比較的早期から正常に近い血糖値を実現して、膵臓の保護や合併症の予防につなげる治療が重要とされている。
「経口血糖降下薬」と呼ばれる飲み薬と、自分で注射するインスリン治療が中心だが、昨年末には「インクレチン」というホルモンの働きに着目した新たな治療薬も加わり、注目を集めている。生活習慣の改善指導に加え、併用可能な飲み薬による治療を行っても十分な血糖コントロールが得られない場合はインスリン注射の出番となる。
 一方、インスリン分泌促進薬などの飲み薬に、持効型のインスリン注射を1日1回上乗せする治療方法も広がりをみせている。1日4回の注射が難しい人にとっては、注射が1回で済む簡便性は魅力。入院せずに外来でインスリン注射を始められる点も評価されている。
             東京新聞 2010.2.12

大荒れの天気

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一昨日の暴風と昨日の大雪と旭川の天気は大荒れでした。
一昨日は、家内の実家の滝川と息子のために札幌に向かいました。高速道路で横風で危険な状態でした。余市の方で北大(歯)の学生が交通事故で亡くなっていたようです。
昨日は、医院の除雪で大変でした。この季節の雪は、非常に重く腰にきます。車でも前が見えない状態でした。あと1週間で4月なのに・・・

糖尿病 上 和食を中心に「腹七分目

およそ5人に1人が糖尿病やその予備軍と言われる。食生活の欧米化や運動不足、高齢化が進み、ここ数年は増加のペースが顕著だ。糖尿病の多くは遺伝的な体質と生活習慣の乱れなどによって発症する2型糖尿病。
 体質はさておき、乱れた食生活を見直すことはできる。予防のためにもできることから始めたい。
 和食にすると、炭水化物、タンパク質、ビタミンとミネラルなどがバランスよく取れる。その上で、きんぴらごぼうやワカメの酢の物など、繊維質が豊富な副菜を増やす。つまり、おかずの種類を増やし、全体的な量は「腹七分」程度に控えるのがポイントだ。
 長年の習慣を変えるのはひと苦労だ。糖尿病・内分泌内科の加藤泰久医長は「患者を治すというより、支える姿勢が大事」と話す。診察に時間をとって生活習慣を聞き取り、その人に合った改善方法や自己管理の方法を一緒に考える。
             東京新聞 2010.2.5

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