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旭川医大歯科口腔外科の治療ボランティアについて

 旭川医科大学では、「口唇口蓋裂」の治療ボランティアとして、大学病院の歯科口腔外科医師、麻酔科医氏、看護師で医療チームを結成し、ベトナムで医療援助活動をおこなっている。
 現地の医療制度は、日本のように保険制度や医療支援制度が整備されていないため、口唇口蓋裂治療を受けられる子供は、一部の富裕層であり、貧しい家庭や医療過疎地域の子供たちは、適切な時期に適切な治療が受けられない。活動の実際は、大学病院から持参した手術器具等を準備し、手術をしている。
 今回で、旭川医大歯科口腔外科からの参加は3年連続となったが、この活動を通じて世界各地に十分な医療を受けられない人々が、いまだ大勢いることを認識させられる。
        北海道経済 4月号

中一の虫歯、最小の1.4本

 文部科学省が昨年12月に発表した学校保健統計調査によると、2009年度の中学一年(12歳)の1人当たりの虫歯の本数(処置済みの歯など含む)は1.4本だった。1984年度の4.75本から減少傾向が続いており、過去最も少なくなった。
 学校種ごとに虫歯がある子供の割合をみると、30年前は幼稚園を除き軒並み90%を超えていたが、09年度は46.5~62.2%に。
 文部科学省調査企画課は「学校での歯科医による歯磨きの指導など、歯科保健の教育を推進した結果ではないか」と話している。
              日本経済新聞 2010.2.15

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