旭川医科大学では、「口唇口蓋裂」の治療ボランティアとして、大学病院の歯科口腔外科医師、麻酔科医氏、看護師で医療チームを結成し、ベトナムで医療援助活動をおこなっている。
現地の医療制度は、日本のように保険制度や医療支援制度が整備されていないため、口唇口蓋裂治療を受けられる子供は、一部の富裕層であり、貧しい家庭や医療過疎地域の子供たちは、適切な時期に適切な治療が受けられない。活動の実際は、大学病院から持参した手術器具等を準備し、手術をしている。
今回で、旭川医大歯科口腔外科からの参加は3年連続となったが、この活動を通じて世界各地に十分な医療を受けられない人々が、いまだ大勢いることを認識させられる。
北海道経済 4月号