2000年5月、静岡市立清水病院口腔外科の井川雅子さん(歯科医師)さんは東京女子医大東医療センター(東京・荒川区)精神科准教授の山田和男さんと協力し、原因不明の痛みの治療に取り組んでいる。ストレスや不眠、過労がきっかけで起きやすい。女性に多く、夫や義母との確執や、職場の人間関係の悩みを抱えているケースが多い。歯科治療後の発症もよくある。治療の痛みや不快感がストレスになったと考えられるという。
治療には抗うつ薬が用いられる。よく使われるのは三環系のアミトリプチリン(商品名・トリプタノール)
読売新聞 2010.5.25