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洗口剤の役割 環境整えた後の補助

洗口剤、洗口液など数多くがドラッグストアの店頭に並んでいます。各社の”売り”がそれぞれあり、何を選べばよいのか歯科医師、衛生士でも迷うほどです。近年では歯周病が治るといわれる洗口剤も登場していますが、果たして万人に効果が100%あるか?といえば疑問が残るところです。できてしまった虫歯や、ついてしまった歯石は洗口剤ではどうしようもありません。
 洗口剤に似たものでフッ素やキシリトールも期待が持たれるものです。しかし、これらを摂取したから虫歯にならないとは言い切れないと思います。ダイエットも、テレビで見るように楽してやせられるものはなかなかお目にかかれません。洗口剤も口の中の環境を整えた後、予防するための補助的なものと考えてみるのはいかがでしょうか?
                    福島民報 2010.7.26

舌の痛み ストレス原因で違和感

舌にヒリヒリ、ピリピリとした慢性的な痛みやしびれを感じて歯科を受診される方がいます。40代から50代の女性に多く、痛みは舌尖(せん)端、舌縁で左右両側にあることが多いようです。食事や会話中、何かに熱中しているときはあまり感じないことが多く、午前中よりも夕方や夜にかけて痛むことが多いようです。痛む部位が唇や歯肉、上あごにまで移動することもあります。
 歯科では、まず舌に腫れや炎症がないかを調べます。下に直接接触している歯や補綴(ほてい)物、入れ歯などに破損や不良がないか、かみ具合などを調べ、破損や不良があった場合はその修正、歯石の除去などが行われます。炎症がある場合は薬で治療することができます。
                    福島民友 2010.7.23

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