今後の歯科医療のあり方を考える有識者会議「生きがいを支える国民歯科会議」(議長・大島伸一国立長寿医療研究センター総長)は3日、「医療の目的を歯の治療から食べる幸せへと広げ、活躍の場を診察室のみならず地域社会へと展開することに期待する」とした提言をまとめ、日本歯科医師会(大久保満男会長)に提出した。
国民歯科会議は医療や食の学識者らで構成、09年8月から歯科医の社会的役割などを議論してきた。この日、「食べる、生きる、幸せ噛(か)みしめる」(毎日新聞社など後援)と題したシンポジウムも東京都内で開かれ、鷲田清一・大阪大学長らが討議した。
2010年11月4日 提供:毎日新聞社