●がん治療 がん治療に大切なもの
がん治療の際、口腔ケアは大切です。抗がん剤や放射線治療による口腔粘膜炎などのお口の中の合併症を予防するとともに」、術後の発熱や感染を減少させるケースもあります。
●糖尿病 糖尿病と歯周病の関係
糖尿病の人は歯周病に罹りやすく、重症化しやすい傾向にあります。また、重度の歯周病の人は、血糖コントロールが困難であり、歯周病治療が血糖値を改善しやすくします。糖尿病と歯周病の予防のためには、口腔ケアと生活習慣の改善が必要です。
●肺炎 誤嚥性肺炎の予防
肺炎で亡くなる人の約9割は高齢者で、飲み込み障害がある場合の誤嚥性肺炎は、口腔内の細菌などが引き起こします。口腔ケアでお口の清潔に保つことや唾液を繰り返し飲み込むことで咽頭機能が回復し、誤嚥性肺炎の予防に繋がります。
●認知症 認知症の予防
よく噛んで食事を摂ることは、認知症の予防や進行遅延に役立つといわれています。脳に刺激を与え、血流量を2割増加させるからです。認知症の方の口腔ケアはとても大切です。
北海道新聞 2010.11.8