カルシウム不足で心配される代表的な病気には、骨がスカスカになって脊椎や大腿骨などが折れやすくなる骨粗鬆症がある。日本骨粗鬆症学会などによると、国内の推定患者数は1100万人。女性が圧倒的に多いものの、厚生労働省の患者調査を見ると、男性でも70歳を超えると増えてくる。
「牛乳・乳製品には虫歯を予防したり、歯を健康にしたりする効果もある」と離すのは健康科学大の折茂肇学長(老年医学)だ。骨粗鬆症の患者は、歯の抜ける数が多い傾向もあり、閉経後の女性に対する調査では、太めの人の方が骨粗鬆症いなりにくく、やせている人は、残った歯の数が少なかった。「牛乳を飲み、日光を浴びながら1日30分程度歩くなどの運動をするといい」と助言している。
読売新聞 2010.11.12