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再生医療に歯髄細胞

鶴見大(横浜市)と再生医療推進機構は10月から、小児難病患者へのボランティア細胞保管サービス「歯髄細胞研究バンク」を始めた。日本小児歯科学会が支援し、これまで捨てられていた親知らずや乳歯の神経の細胞「歯髄細胞」を将来の治療用細胞として保存、難病治療の研究に取り組むサービスだ。
 日本小児歯科学会の朝田芳信理事長(鶴見大歯学部教授)は「学会独自の再生医療の技術開発とバンクに保管された細胞を難病の治療や研究に応用していきたい。より多くの人にこの制度を知ってもらうことで難病治療の可能性が広がっていくことを期待している」と話している。
                   福島民友 2010.12.3

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