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総合的咬合・咀嚼機能検査で1技術を承認- 先進医療専門家会議

厚生労働省の「先進医療専門家会議」(座長=猿田享男・慶大名誉教授)は2月10日の会合で、第2項先進医療として昨年12月に受け付けた3技術のうち、歯科の1技術を承認した。これによって、一定の条件の下で保険診療との併用が可能になる。
 承認されたのは、有床義歯による咀嚼機能の回復が必要な歯の欠損症例が適応症の、有床義歯補綴治療における総合的咬合・咀嚼機能検査。

 有床義歯を新たに作製した際、咬合や咀嚼機能についての検査は、従来は医師の経験や有床義歯を装着した患者自身が訴える違和感などを基に微調整を行っていた。
 新技術では、歯科用下顎運動測定器を用いて咀嚼運動を自動解析し、正しくないかみ合わせや口腔内への当たりなどがないか調べる。併せて、グミゼリーを左右で片側ずつ咀嚼してグルコース濃度を測定し、顎運動の左右の均衡状態を調べる。両検査は、デジタル画像によって3次元的かつ定量的に評価することが可能で、より微細な有床義歯の調整ができるようになる。また従来は、調整に通常7、8回の通院が必要で、約8週間の期間を要していたが、新技術では4、5回で調整が完了するため、通院期間も約半分に短縮するという。この先進医療に掛かる費用は、1回の検査当たり5000円で、典型的な1症例に要する費用(保険外併用療養費)は2万円。
 12月受け付け分のうち、残り2技術については、書類の不備などを理由にいずれも返戻となった。
( 2011年02月10日 19:42 キャリアブレイン )
院長談:入れ歯の調整に7,8回かかることはありません。疑問が残る承認です。

「お口ポカン」要注意

電車の中などで、口を開きっ放しにしている子どもを見かけることがある。人間は一般的に鼻で呼吸する。口呼吸が癖になると細菌などを取り込みやすくなり、病気にかかるリスクが増えるほか、歯の成長にも影響する。
 歯の内部には、表面の粘膜や織毛でホコリや微生物などの異物を取り除く働きがある。また、のどを痛めないように外部の乾いた空気に湿り気を与え、温めてから体内に取り込む加湿や加熱の機能もある。鼻はにおいを感じる機能だけでなく、体内に異物が入るのを防ぐフィルターの役目を果たしているというわけだ。
 口呼吸は歯の成長にも影響を与えると言われている。口を開けたままにしておくと唇や舌の位置が定まらず、歯並びも悪くなる恐れがある。また、口呼吸は虫歯になるリスクも高い。口を開いたままだと口内が乾いて、唾液の循環が悪くなり、歯を溶かす細菌が増えやすくなる。
                    毎日新聞 2011.1.9

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