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歯の再生 マウスで成功

マウスの幹細胞から作った歯のもとになる「種」を、完成された歯になるまで育ててから口内に移植し、かんだり痛みを伝えたりといった天然の歯と同じ働きを持たせることに、東京理科大の辻孝教授(再生医工学)と大島正充助教らのチームが成功した。米科学誌プロスワンに12日発表した。人に応用するには、種の材料となる細胞を胎児以外から調達する方法や、体に負担をかけない培養の仕方、移植できる程度に育つ期間の短縮方法を、さらに研究する必要があるとしている。チームには東北大、東京医科歯科大、オーガンテクノロジーズ社(東京)も参加した。
             東京新聞 2011.7.13

あごの関節痛 ストレス原因 筋肉ほぐして

食事中に口が開かなくなることがありませんか。無理に開けると、バキッという音がして、あごの関節が痛い。何かに集中し、気づくと、あごがだるいということも。あごの関節は、下あごの上端の下顎頭などの骨、あごを動かす筋肉の咀嚼筋、関節を取り巻く関節包や骨をつなぎとめる靭帯、下顎頭を覆うような円板など軟組織といくつもの部分でできている。口を開けたときの関節の雑音や痛み、口が開きにくいといった症状が現れる慢性の病気が顎関節症だ。顎関節症になりやすいのは、食いしばりや歯ぎしりなどの癖がある人だ。筋肉を緊張させ、関節に過度の負担をかけるためで、仕事や家庭、人間関係のストレスやその他の精神的な緊張が影響しやすい。①左右いずれか片方ばかりでかむ②うつぶせに寝る③ほお杖をつく④あごの下に電話や受話器を挟むなどもよくない可能性があるという。
              朝日新聞 2011.7.11

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