私たちの体には傷を修復する能力がありますが、歯では再石灰化がその機能を担っています。穴のあいた虫歯が自然に治るほどの修復能力はありませんが、人類の食生活史においては、長い間これで十分だったのでしょう。今の私たちのように、人の手と歯科材料による歯の治療は不要だったのです。現代の人類が砂糖を精製する技術を確立し、加工食品や飲料から多量の砂糖を消費して虫歯になることなど、人類の進化において全くの”想定外”だったようです。
2011.10.12 北海道新聞
私たちの体には傷を修復する能力がありますが、歯では再石灰化がその機能を担っています。穴のあいた虫歯が自然に治るほどの修復能力はありませんが、人類の食生活史においては、長い間これで十分だったのでしょう。今の私たちのように、人の手と歯科材料による歯の治療は不要だったのです。現代の人類が砂糖を精製する技術を確立し、加工食品や飲料から多量の砂糖を消費して虫歯になることなど、人類の進化において全くの”想定外”だったようです。
2011.10.12 北海道新聞
顔トレとは、顔のトレーニング。足や腕の筋肉は使わないと衰える。顔も同じだ。皮膚の下の表情筋という様々な筋肉を使わないと、支える力が弱まり、しわやたるみを招く。筋肉を鍛えて、少しでも防止しようというのが顔トレだ。しわの中でも嫌われるのが、鼻の両脇から唇の両端に伸びる「法令線」。このしわが深くなるほど、年をとった印象を与える。顔トレ最大のテーマでもある。グミキャンディーが参加者に配られた。よし、よくかんで口の周りの筋肉を鍛えよう。「いつも同じ場所でかむと、そこの法冷線が深く長くなります」。そうか、気をつけないといけない。次いで、ちょきちょきトレーニング。年とともに顔の輪郭がぼやけ、二重あごのようになっていく。それをすっきりさせる。人指し指と中指であごの線をはさみ、ちょきちょきと指を動かし、耳のところまでさすり上げる。参加者が一斉にちょきちょきを始めた。皆真剣だ。事情を知らないと、「一体何やっているんだ」と不思議に思いそうな光景ではあるが・・・。
読売新聞 2011.8.25