歯科医に恐怖心がある大人や子ども、障害者ら、さまざまな理由で歯科治療が困難な人向けに、東北大病院(仙台市青葉区)は全身麻酔による歯科治療チームを設けた。歯科麻酔科医の管理の下、患者が眠った状態で治療をする。歯科治療部門の各科と連携し、幅広く治療に取り組んでいく。
歯科麻酔科医が心電図や血圧、呼吸を監視しながら全身麻酔をかけ、小児や障害者、インプラントなど各専門の歯科医が治療する。患者は意識がなくなるため、痛みは感じない。患者は1、2泊入院し、術後に痛みや吐き気が生じた場合、医療スタッフが対応する。
河北新報 2012.1.4