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電子レセ歯科請求施設2万6098件  なかなか進まないオンライン化

社会保険診療報酬支払基金が発表した平成24年1月診療分の電子レ
セプト請求による歯科医療機関数は、2万6098施設で、全請求医療
機関数に占める割合は36.7%となり、前月に比べ0.7%の微増。オ
ンライン請求は4297施設で全請求医療機関数に占める割合は6.0%
であり、前月よりも0.1%の微増。1月請求の全歯科医療機関数は
7万1087施設で、前月に比べ37施設の減となっている。電子レセに
よる歯科の請求件数は404万9851件で、全請求件数に占める割合は
44.4%となり前月よりも0.8%増えた。オンラインによる請求件
数は76万8869件で、全請求件数に占める割合は8.4%となり前月
よりも0.2%の微増。
しかし、件数については、1月の全請求件数が911万4757件で、前月
の967万5097件に比べて56万340件少ない。その為、1月の電子レセと
オンライン請求件数は前月に比べ、16万4969件、2万6043件それぞれ
少なくなっている。 医科病院の電子レセ請求医療機関数の割合は
98.8%、オンライン96.5%。件数は99.9%、98.3%。医科の診
療所は電子レセ請求医療機関数の割合は81.4%、オンライン42.7
%。件数は92.6%、49.9%となっている。

北海道厚生局による診療報酬改定説明会(集団指導) 行われる

平成24年3月23日から29日まで道内7か所において、厚生労働省北海
道厚生局による診療報酬改定説明会(集団指導)が行われた。平成
24年度診療報酬改定の概要として、重点課題である周術期における
口腔機能の管理、チーム医療の推進、在宅歯科医療の推進等の説明
が行われた。その他、改定等が行われた内容、告示及び実施上の留
意事項通知(算定要件)等が改められた主な内容についての説明があ
った。在宅歯科医療に関しては、歯科訪問診療の対象者で「常時寝
たきり等」の表現の見直しがあり、さらに認知症の場合も対象とな
る表現となっている。また、歯周病に関する技術評価の見直し、歯
内療法に関する技術評価の見直しが行われ、新規医療技術の保険導
入として、接着ブリッジの適応範囲の拡大、歯科ドレーン法の新設、
歯冠修復の充填の見直しがあった。さらに先進医療の保険導入とし
て広範囲顎骨支持型補綴に関する評価の新設や、画像診断に係る評
価の新設として歯科用3次元エックス線断層撮影の新設の説明が行
われた。

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