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エコチル調査 高知・宿毛市など7市町村でも 妊婦6000人目標に募集

エコチル調査:宿毛市など7市町村でも 妊婦6000人目標に募集 /高知

 環境省が全国15カ所で進めている「子どもの健康と環境に関する全国調査」(エコチル調査)について、県内拠点のエコチル高知ユニットセンター(UC)は12日、宿毛市など4市2町1村を新たに調査地区に加え、調査に協力してもらう妊婦を1000人増やし6000人とすると発表した。

 胎児期から小児期にかけて、化学物質が体にどのような影響を及ぼすかを調べる調査で昨年1月にスタート。全国10万人規模で妊婦の参加者を募り、子どもが13歳になるまで血液や尿などを分析することで、アレルギーやぜんそく、自閉症などの疾患と水銀や化学物質、生活習慣との関連を調べている。

 県内では当初、高知市など4市町で5000人を3年間で集める計画だったが、他県で東日本大震災のため目標を達成できない地域が出たため、高知の調査地区と参加者を増やすことになった。

 高知UCによると、3月末時点で調査に同意を得られたのは2088人。達成率は全国1位の41・8%。参加者を6000人に増やしても、残り2年間で集めることは十分可能としている。

 新たに調査地区となる宿毛、土佐清水、香南、香美市と黒潮、大月町、三原村では、10月以降に出産予定の妊婦に協力を求める。問い合わせはエコチル調査コールセンター(0120・53・5252)へ。

内臓や血管に大ダメージ じつは怖い睡眠時無呼吸症候群

就寝中に無呼吸や、呼吸量が低下する低呼吸を繰り返す睡眠時無呼吸症候群。肥満などでのどの一部が狭くなり、軌道が閉じてしまうことで生じる。この病気にかかると、睡眠をしっかり取ることができないため、日中の激しい眠気を引き起こす。しかし、それはこの病気の一つの側面にすぎない。研究でわかったのは、内蔵や血管に大きな負担をかける病気だということ。じつは命にかかわる、重大な病気なのだ。
 百村伸一・自治医科大学付属さいたま医療センター副センター長は、「無呼吸のあいだ肺での酸素の取り込みと二酸化炭素の排出が止まってしまう。そのため、血液中の酸素が不足し、二酸化炭素が増加する。これがさまざまな臓器に悪影響を与える」と警告する。
        週刊ダイヤモンド 11.12.31 12.1.7 新年合併号

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