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ヤマイモ成分にアルツハイマー改善効果…富山大

ヤマイモなどに含まれる成分にアルツハイマー病を改善する作用があることを、富山大学和漢医薬学総合研究所の東田千尋准教授(46)らの研究グループが動物実験で突き止めた。

 病変した神経細胞を回復させる効果も確認され、治療薬開発につながると期待される。

 成分は、ヤマイモなどに含まれ、強壮作用があるとされる化合物ジオスゲニン。実験では、アルツハイマー病を発症させたマウスに1日0・12ミリ・グラムずつ、20日間連続で注射した。その後、記憶力を試すと、注射していないマウスが30分前に見た物体に初めて見るような反応を示したのに対し、注射したマウスは正常なマウスと同じく既知の物体と認識した。

 アルツハイマー病はアミロイドβ(ベータ)と呼ばれるたんぱく質が脳内に蓄積することで、神経細胞から伸びた突起「軸索」が病変を起こして記憶に障害が出る。実験では、ジオスゲニンの投与でアミロイドβが約7割減少し、さらに、軸索が正常な状態に戻っていたことが分かった。
読売新聞 7月26日(木) 配信

アルツハイマー患者、誘発物質が長寿者の2倍

105歳以上の長寿者と神経難病患者由来のiPS細胞(新型万能細胞)を変化させた神経細胞を比較すると、患者の細胞からでる、病気発症にかかわるたんぱく質の量は、長寿者の2倍に上ることが慶応大学の研究でわかった。

 難病発症しやすさの解明、予防などにつながる成果で、米科学誌プロスワン電子版に26日発表する。

 鈴木則宏教授と伊東大介専任講師らは、105-110歳で亡くなった2人の皮膚細胞を採取して、作製したiPS細胞を神経細胞に変えることに成功した。

 同様に、神経の難病であるアルツハイマー病とパーキンソン病の患者からiPS細胞を経て神経細胞に変化させた。

 これらの神経細胞を培養し、アルツハイマー病の発症にかかわる「ベータアミロイド」など毒性を持つたんぱく質の生産量を比べた。患者の細胞のたんぱく質は、長寿者の2倍に達した。2人の長寿者は、神経難病を発症しなかった。

フラミンゴ120キロ逃避行 旭山動物園 銭函海岸で発見

旭川市旭山動物園のヨーロッパフラミンゴ1羽が同園から逃げ出し、約120キロ離れた小樽市銭函の海岸で見つかったことが26日、分かった。同園ではフラミンゴ24羽を飼育。片方の風切り羽を切って飛べないようにし、高さ1.2㍍の柵で囲っている。上空はネットでは覆っていない。
 同園によると18日午後、1羽が柵を飛び越えたのを来園者が目撃。警備員と飼育係が駆けつけたところ、数㍍助走し南へ飛び立ち、行方が分からなくなっていた。新しい羽が生えたため飛ぶことができたとみられる。
                   北海道新聞 2012.7.26

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