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ミカン毎日4個で、骨粗しょう症リスク92%減

ミカンを毎日4個程度食べる閉経後の女性は骨粗しょう症になりにくいことが、農研機構果樹研究所などの調査でわかった。

 果物や野菜に含まれるカロテノイド色素のうち、特にミカンに多く含まれる「β-クリプトキサンチン」が、健康な骨を維持するのに有効とみられるという。

 同研究所や浜松医科大学などは2003年度から、三ヶ日みかんの産地として知られる浜松市の旧三ヶ日町で栄養疫学調査を実施している。

 研究グループは05年、閉経した女性212人に協力してもらい、β-クリプトキサンチンの血中濃度を調査。ミカンを毎日4個程度食べる「高濃度グループ」、毎日1、2個食べる「中濃度グループ」、毎日は食べない「低濃度グループ」に分け、骨粗しょう症の発症率をそれぞれ調べた。また、4年後の09年に追跡調査を実施し、新たに骨粗しょう症を発症した人について調べた。

 その結果、高濃度グループは低濃度グループに比べ、骨粗しょう症の発症リスクが92%低かった。中濃度のグループでは統計的に有意な結果は見られなかったことから、ミカンを毎日継続して4個程度食べることで、骨粗しょう症を予防できる可能性があるという。「β-カロテン」など他の5種類のカロテノイド色素も調査したが、骨粗しょう症と関連があるとみられる色素はなかった。

 β-クリプトキサンチンはビワや柿にも含まれるが、血中濃度を上げる要因としては、年間を通じてまとまった量を入手しやすいミカンを毎日食べること以外には考えづらいという。
読売新聞 1月7日(月) 配信

道医療計画見直し・策定に係る意見交換会が開催される

平成24年12月27日(木)午後2時より道医会館において、道内の医療
関係団体および医療関係者が出席し、「北海道医療関係各種計画の見
直し・策定に係る道央区域意見交換会」が開催された。道歯会からは
富野会長、金井副会長、鳥谷部常務理事のほか各役員が出席した。
道行政における歯科保健医療推進のための重点施策としては、むし歯
の予防、歯周病の予防、高齢者の低栄養と誤嚥性肺炎の予防、障がい
者等への歯科保健医療サービスの充実の4点が掲げられ、このなかで
さらに平成29年度までに、むし歯のない3歳児の割合を85.0%へ(H23
年77.8%)、12歳児のむし歯数(1人平均むし歯数)を1.0本以下へ
(H23年1.8本)、フッ化物洗口実施市町村を全市町村へ(H24年9月末
現在で114市町村)、60歳で24本以上の歯を有する人の割合を50.0%
以上へ(H23年42.1%)、過去1年間に歯科健診を受診した人の割合を
30.0%以上へ(H23年22.6%)80歳で20本以上の歯を有する人の割合
を35.0%以上へ(H23年27.3%)するとし、具体的な数値目標として
挙げた。

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