受給者が全国で213万人(9月現在)と過去最多を更新し、支給総額も道の本年度一般会計予算を超す3兆7千億円に上る生活保護。だがその一方で、必要とする多くの人に行き渡っていない問題も抱えている。衆院選では給付削減など制度の見直しを掲げる党が少なくないが、財政難を背景にした「削減ありき」の政策が根本的な解決策につながるのだろうか。
北海道新聞 2012.12.15
受給者が全国で213万人(9月現在)と過去最多を更新し、支給総額も道の本年度一般会計予算を超す3兆7千億円に上る生活保護。だがその一方で、必要とする多くの人に行き渡っていない問題も抱えている。衆院選では給付削減など制度の見直しを掲げる党が少なくないが、財政難を背景にした「削減ありき」の政策が根本的な解決策につながるのだろうか。
北海道新聞 2012.12.15
厚生労働省によると、国内のエイズウイルス(HIV)感染者は3月までに累計で2万人を突破し、道内でも増え続けている。治療法の進歩や社会的な関心度の低下などを背景に、検査を受ける人は逆に減少。結果として発見が遅れ、発症してしまうエイズ患者も増加に歯止めがかかっておらず、検査による早期発見の大切さがあらためてクローズアップされている。
道内のHIV感染者はここ数年、年間約20~40人ずつ新たに判明しており、エイズ患者を含む累計感染者は2011年で290人に達した。一方、道内で行われたHIV抗体の検査件数は、08年の4747件が11年は3272件と大きく減っている。
北海道新聞 2012.12.12