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三叉神経痛で悩んでいます。

Q 86歳女性。三叉神経痛で悩んでいます。1月3日ごろから始まり、眉毛のあたりに電気が刺すような痛みが走ります。多い時は何回も来ます。神経内科の病院にかかって痛み止めの薬をもらっていますが、あまり効きません。医師には治らないと言われました。夜も眠れません。

A 「三叉神経痛」はご相談内容のように顔の片側がビリッと「電気が走るよう」に痛む病気です。三叉神経にはその名の通り3本の枝があり、口の周囲や鼻翼、眉毛付近などに、押されると強く痛む「トリガーポイント」という場所があります。眉毛は1本目の枝が支配しています。原因の多くは、加齢で硬くなった欠陥のたるみです。たるんだ血管が三叉神経を圧迫するたびに激痛が走ります。その他の病気(副鼻腔炎、腫瘍、帯状疱疹など)が原因の場合には痛みが持続します。
  治療法には、薬物療法、神経ブロック、ガンマナイフ、手術があります。薬物療法には抗てんかん薬(カルバマゼピン)、片頭痛治療薬(トリプタン)、漢方薬(五苓散)などがありますが、効果が持続しないこともあります。神経ブロックは三叉神経節への注射、ガンマナイフは三叉神経の根元への放射線照射により痛みの伝達を防ぐ方法です。血管による圧迫の場合、血管から神経を話す手術があります。
                             北海道新聞 2013.2.13

はじめての在宅介護

「ケアメン」という言葉を耳にしたことはありますか?妻や親を介護している男性のことです。男性が介護する時、家事だけでなく子育ても加わることがあります。仕事があればなお、負担が重くのしかかるでしょう。仕事と両立させることが困難になり、離職する男性も増えています。
 親を介護している場合、「親の年金でなんとか食べていける」と考えるケースもありますが、親が亡くなった後の再就職は簡単ではありません。ヘルパーやデイサービスなどの介護サービスを利用するにも費用がかかります。男性は介護していることを他の人に話せず抱え込みがちですが、可能な限り職場の人に自分の状況を話し、理解を求めてみましょう。
                             北海道新聞 2013.2.14

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