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給食詰まらせ小2男児死亡…札幌

札幌市南区南31西9の市立南小学校(中島啓子校長)で27日、特別支援学級の2年生の男児(7)が、給食に出されたプラムの種を喉に詰まらせて死亡した。北海道警によると、死因は窒息死。

 札幌市教委によると、事故が起きたのは同日午後0時55分頃。男児は担任教諭2人と他の児童3人と計6人で、タケノコご飯や三平汁などの給食を食べた。最後にデザートのプラム(直径約4センチ)を食べた時に、もうすぐ食べ終えるという段階で、果肉が少し残った状態の種(直径約1・5センチ)を口にいれた。男児には知的障害があり、すぐ隣にいた20歳代の女性教諭が「種は出すんだよ」と声をかけたが間に合わず、喉を詰まらせた。

 女性教諭や駆けつけた中島校長らが、男児の背中をたたいたり、口の中に手を入れたりしてはき出させようとしたがうまくいかず、119番で駆けつけた救急隊員が同1時20分頃、吸引機で取り出した。男児は札幌市内の病院に搬送されたが、同2時過ぎに死亡が確認された。

 27日午後6時半から、札幌市中央区の市教委庁舎の会議室で記者会見を開いた中島校長は「痛ましい事故を起こし、ご両親に大変申し訳ない」と述べ、声を詰まらせた。掃除機を使って種を吸い出そうともしたが、男児の口を開かせることができなかったと説明し、無念さをにじませた。一方、中島校長は事故後の対応について「救急要請が遅れたとは思っていない」と述べ、問題はなかったとの認識を示した。

胃ろうや人工呼吸器、7割が望まず…厚労省調査

末期がんや認知症が進行して衰弱した場合、一般人の約7割が、おなかに穴を開けてチューブで栄養を送る「胃ろう」や人工呼吸器を希望しないことが、厚生労働省が27日発表した終末期医療についての意識調査でわかった。

 調査は3月、20歳以上の男女5000人に調査票を郵送し、2179人(回答率44%)から回答を得た。

 末期がんの場合、水分補給の点滴は61%が「望む」だったが、胃ろうは「望まない」が72%、人工呼吸器も67%が「望まない」と回答。認知症の場合は、点滴も「望まない」が40%で「望む」は47%。胃ろうや人工呼吸器は、7割以上が「望まない」だった。

 治療方針などをあらかじめ記載しておく「事前指示書」は、70%が賛成した。ただし、実際に作成している人は3%だった。

がん連携講習と保険の研修は別物

第116回都道府県会長会議が5月31日(金)、歯科医師会館で開催され、平成24年度診療報酬改定で導入された周術期口腔機能管理に関する研修は、現時点では努力目標となっており、日歯と国立がん研究センターでとで進めているがん患者に対する医科歯科連携事業における講習とは異なるものであり、がん連携における講習の受講は算定要件ではないことを示した。また、今後は両者の整合性を図り、取り組みやすい形を模索していく姿勢を示した。
                                  日歯広報 6月15日

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