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がん患者の口腔内の合併症軽減向け連携 峡東3病院と県歯科医

山梨厚生や塩山市民、山梨市立牧丘の峡東地域3病院と県歯科医師会はこのほど、がん治療に伴う口内炎や虫歯、肺炎などの合併症を減らすため連携する合意書を交わした。

 3病院はがん患者に歯の痛みなどに関する調査をし、口腔(こうくう)ケアが必要と判断した場合、患者に歯科医院への通院を促す。かかりつけの医院がない場合は、連携する歯科医療機関を紹介する。

 3病院の代表や県歯科医師会の三塚憲二会長が合意書に署名。それぞれ「より良い医療のために、連携していきたい」などと述べた。

 県歯科医師会などによると、がん治療では放射線治療や化学療法により、口腔内のトラブルや肺炎を引き起こすことがある。がん治療前に虫歯などの治療をすることで、合併症の発生頻度を抑えることが期待できるという。

認知症の食事介助

①脳血管障害を原因とする認知症
 飲み込む機能が落ちているケースが多いためVF/VE検査して飲み込む機能を確認して飲み込みやすい食事(食形態、食事姿勢)を用意する
②レビー小体型認知症
 幻視が現れる。手足が震える振戦が起きることがある。介助している人は、手を支えて安定させる。食器の下にマットを敷いて滑らないようにする
 頭がはっきりしたときに食事の時間が来るように生活リズムを作る
③アルツハイマー型認知症
 一皿ずつ出す。箸やスプーンがうまく使えない場合は、おにぎりやサンドウィッチを用意する。口の中にため込む場合は、飲み込んでから次の食材を入れる。口が開かなくなった場合は、下唇にスプーンを触れると口の動きが出る。
 北海道新聞 平成25年7月4日

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