■過去・未来ではなく、今を大切にする
歯科医師が「昨日息子さんが来たそうですね」と過去の話をすると、患者さんは過去の記憶に曖昧なことが多いため、「息子は来ていない」などと混乱を起こすことがあります。そうではなく、「昨日いいことがありましたか?」という聞き方をすると、患者さんは「そうなんだよ。昨日息子が来たんだよ」などと答え、歯科医師は「それは良かったですね」というように、スムーズに会話が展開していくことが多いといいます。
■歯科医師が患者さんをどう見るかではなく、歯科医師が患者さんからどう見られているかを意識する
患者さんの心理に合わせて、白衣を着て堂々と診察するケースや、私服で親近感を作り診察するケースがあります。患者さんの心の模様に歯科医師が合わせていくことが大事です。