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調理工夫、のみ込みやすく コース料理の冷凍食品も 〈生活ビジネス最前線〉高齢者も食べやすいフランス料理を提供する「シェ・ケン」

のみ込む力が衰え、軟らかい食事しか取れない高齢者や病気の患者でも本格的な洋食を楽しみたい―。千葉市のフランス料理店「シェ・ケン」は調理法を工夫し、こうした人たちでも食べやすいフルコースの料理を提供する傍ら、冷凍食品も販売している。

 店では食材をミキサーなどで細かく砕き、とろみのあるピューレやふんわりしたムースに仕上げている。軟らかくてのみ込みやすい「ケアフード」だ。

 赤ピーマンやムラサキイモ、マッシュルームを素材にしたムースなどの前菜に始まり、メーンディッシュはエビのすり身のムースか軟らかいハンバーグ。フランスパンやデザートも付く色とりどりのケアフードコース(3千円)は人気のメニューだ。

 「色彩を豊かにしているほか、素材の味をそのまま感じられるフランス料理の特徴を生かすため、季節の野菜を取り入れている」と総料理長の山口賢(やまぐち・けん)さん。

 シェ・ケンは企業としての顔も持つ。専用工場で特殊な冷凍技術を使い、フランス料理の冷凍食品を製造。百貨店やホテル、機内食向けに提供し、年間10億円前後を売り上げる。9種類のコース料理を詰め合わせたケアフードの冷凍食品「やさしいフレンチ」(2940円、送料別)は、東京都内の複合商業施設やインターネット通販などで購入できる。

 シェ・ケンと共同でケアフードを考案し、普及に取り組んでいるNPO法人「医療・福祉ネットワーク千葉」の竜崇正(りゅう・むねまさ)理事長は「病気の患者や介護が必要な高齢者らにとって、食事は生活の質を向上させる大事な要素。あきらめずに食を楽しむ機会が増えるように支援していきたい」と話している。

インフルエンザの発生状況

厚生労働省は1月24日、2014年第3週(1月13日~19日)のインフルエン
ザ発生状況を発表した。患者報告数は5万8233件、定点当たり報告数は
11.78と、前週から2倍近くに増化した。沖縄、大阪、岐阜、静岡、愛知、
福岡、宮崎の7都道府県で警報レベルを超えるなど、全47都道府県で増
加、推計患者数は約66万人となっている。北海道では報告数1102定点
当たり4.85で、まだ比較的発生数は低いが、例年の流行が1月末~2月に
ピークとなるので感染予防に努めなければならない時期に入ってきた。
皆さんの歯科医院では対策は万全ですね。

厚労省報道発表資料はこちら
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html

全国初「コンビニ前健診」、初受診8割- 7割に何らかの異常、兵庫・尼崎市

兵庫県尼崎市が昨年、大手コンビニエンスストアのローソンと協働で実施した、店舗前の駐車場で健康診断を受ける「コンビニ前健診」で、受診者の約8割が同市の健診を初めて受けた人だったことが28日までに分かった。同市によると、約7割に何らかの異常所見が見られ、中には血圧200mm/Hgを超える重症者も見つかったという。【坂本朝子】

 コンビニ前健診は、生活習慣病の予防に力を入れる同市と、健康支援事業を展開するローソンが協定を結び、地域協働のモデル事業として始めた全国初の試み。昨年10月から12月にかけ、市内6店舗で計12回実施され、市内外の16から82歳までの248人が受診した。

 市へのデータ提供に同意した235人のうち、71.9%に高血糖や高血圧、高LDLコレステロールなど、何らかの異常所見が見られ、25.1%の人が心筋梗塞などの発症リスクが高い「メタボリックシンドロームとその予備軍」と指摘された。

 また、今回の健診では、16-39歳の若い世代の受診率が50.2%を占め、今年度に同市で実施された通常の集団健診(12.3%)と比べると、4倍に増えた。同年齢層の男性では、4人に1人が高中性脂肪、高LDLコレステロールで、3人に1人がHbA1c値が高く、2人に1人が高血圧で、若年層でも生活習慣の偏りが示唆される結果だった。

 コンビニ前健診という新たな試みで、未受診者や若年層の受診促進につながったことから、市は今年4-6月に再度、同様の健診を実施する予定。

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