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図書館の本を何年も「借りっぱなし」・・・返さないと「横領罪」になってしまう?

図書館には、行きますが下記のことは、決して行っていませんのでよろしくそれを踏まえて閲覧ください。(院長) 
図書館で借りた本の返却期限をすっかり忘れていた・・・そんな経験を持つ人は少なくないかもしれない。米カンザス州の図書館では、20年以上も前に貸し出された本が、このほどようやく返却されたとして、話題になっている。

AP通信の報道によると、今年3月に返却されたのは、世界中から集めた300以上のレシピが掲載された料理本だ。貸出日は1992年9月なので、22年間も借りっぱなしだったのだ。延滞金をとられるということだが、その金額は4ドル50セント(約450円)。図書館関係者は、「借りた人は、この本をどこかに置き忘れて、最近になって見つけたのではないか」と推測しているという。

日本では、延滞金を取るのではなく、「延滞日数と同じ期間、本を貸さない」というルールをもうけている図書館が多いようだ。では今回のように、図書館の本を何年も延滞した場合、法律上、罪に問われることはあるのだろうか。小野智彦弁護士に聞いた。

●「返すのをやめよう」と思ったら要注意

「図書館で借りた本を返さないという問題は、無償での貸し出しということが背景にあると思います。TSUTAYAなどのレンタルビデオ店の場合は、有償での貸し出しのうえ、高額な延滞金があるので、相当な心理的圧迫を感じますが、図書館の本はそういう圧迫がありません」

――図書館サイドでも、貸し出し停止などの利用制限の規定を設けているところが増えている。果たしてそれを超えて、返さない行為が何らかの犯罪になるのだろうか。

「理屈のうえでは、横領罪になりえます。図書館から預かった本があたかも自分の物であるかのように振る舞っているのだと解釈され、横領罪と判断される可能性があります。

ただ単に、返還期限を過ぎたくらいでは横領罪にはなりませんが、『もう返すのが面倒だ。返すのをやめよう』とか、『返還の催促がうざい。着信拒否にしてしまおう』などという思いが行動にでた段階で、横領罪になります」

――もし、図書館が横領罪として警察に被害届けを出した場合、警察は動くだろうか。

「基本的に警察は動かないでしょう。国宝級の高価な本であれば捜査するでしょうが、そのような本は、基本的に貸し出し禁止になっていますね。図書館で貸し出されている本は、おおむね安価です。そして、返さない人も多数いるでしょう。いちいち事件化していたら、他の事件が停滞しかねません」

――では、図書館側が、民事裁判に訴えるということもありうるだろうか。

「図書館も、そこまでして返還請求をすることはしてこないでしょう。ですから、この問題は永遠に繰り返されるのだと思います。電子化することで対策をするしかなさそうですね」

とはいえ、図書館の本は公の財産。貸し出し期限は守りたいものだ。

バージャー病、口腔内と血管から同じ細菌が検出

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歯周病原細菌に対する血清IgG抗体価の上昇とバージャー病との関係です。バージャー病は、ご存じのように、20歳から40歳の男性を中心に発症して進行する閉塞性血栓血管炎です。これまでは特に喫煙が大きく関わっているということが注目されていました。

 バージャー病の患者さんを対象に、歯周病の状態と摘出した血管壁を調べたところ、歯周病原細菌が高頻度にパージャー病患者の閉塞した動脈から検出され、特にRed complexであるT. denticola、P. gingivalisやP. intermediaという歯周病原細菌が多く検出されました。

バージャー病の患者さんの足の部分です。左足の親指と小指が壊死して切断されています。バングラディシュの首都であるダッカに行き、ダッカ大学病院に入院している患者さんの足の部分を撮ってきたものです。この患者さんの口腔内を見ますと、多量のプラークの付着や歯肉に非常に強い炎症が認められ、重度の歯周炎に罹患しているのが分かると思います。

歯周病と心臓血管系の疾患との関連②

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動脈疾患患者の歯周病の状態、唾液中と摘出した血管壁からの歯周病原細菌の検出を行いました。134名の動脈疾患患者さんの歯周病の状態は、約4分の3が中等度から重度の歯周炎に罹患していました。また、134名の歯周病患者から歯周病原細菌の検出率は、口腔内で97%、血管壁からは72%を示しました。Red complexに含まれているP. gingivalis、T. denticolaは血管壁からも高頻度で検出されていました。

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