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室伏さん医科歯科大教授に 陸上金メダリスト

陸上男子ハンマー投げの室伏広治(むろふし・こうじ)選手(39)=ミズノ=が10月に東京医科歯科大が新設する「スポーツサイエンス機構」の教授に就任することが16日に発表された。母校の中京大の准教授は退任し、活動拠点を愛知県から東京に移すという。

 国立の東京医科歯科大は治療や競技用マウスピースの作製などでトップ選手を支援してきた実績がある。同機構は2020年東京五輪を見据え、選手の競技力向上と故障防止につながる練習方法などを研究することを目的とする。04年アテネ五輪金メダリストで体育学博士号を持つ室伏選手には、豊富な経験と理論を提供する役割が期待されている。

 東京都内で記者会見した吉沢靖之(よしざわ・やすゆき)学長は「豊富な経験と独自の視点を持つ室伏氏は最も適切な人材」と期待し、室伏選手は「医学と自分がやってきたスポーツ科学を融合させ、けがで苦しんでいる選手や伸び悩んでいる選手の可能性を広げたい」と述べた。

「人工歯抜け試食できず」 かまどや社長の慰謝料請求棄却

インプラント治療による人工歯が抜け、新メニューの試食ができなくなったとして、大手持ち帰り弁当チェーン「本家かまどや」(神戸市中央区)の金原弘周社長(70)が、神戸市の男性歯科医(63)に慰謝料など約1360万円を求めた訴訟の判決が16日、神戸地裁であった。植屋伸一裁判長は「説明や治療の際、歯科医に著しい注意欠如があったとはいえない」と請求を棄却した。

 判決によると、金原社長は2001年、人工歯2本を装着する手術を受けたが、翌年1本が脱落。その後再手術し、定期診察を受けていたが12年に再び抜けた。

 金原社長は「『数十年か一生もつ』と虚偽の説明をされた」と主張したが、植屋裁判長は「同席した助手らのメモによると、リスクも説明している」と退けた。

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