手軽な早歩きで健康寿命を延ばそうと提案する「人生を変える15分早歩き」(ベースボール・マガジン社、1512円)が出版された。
著者の奥井識仁(おくい・ひさひと)氏は、性ホルモンの働きを熟知する泌尿器科の開業医。膝の靱帯(じんたい)損傷を克服し、マラソンをこよなく愛するランナーでもある。
1時間で5~6キロ程度の早歩きで乳がんや大腸がんのリスクが減ったなど、最新の医学研究の成果が分かりやすく紹介されている。自らのクリニックで、骨粗しょう症や前立腺がんの患者にも早歩きの習慣を指導しているという。
豊富な高齢者の診療実績とランニング趣味から導かれた実践的な健康生活の勧めだ。