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豪の歯科、衛生管理不十分 患者にエイズ検査呼び掛け

【シドニー共同】オーストラリア東部のニューサウスウェールズ州政府は2日、シドニーの4カ所の歯科医院で衛生管理が不十分だったとして、治療を受けた約1万2千人に対し、HIV(エイズウイルス)や肝炎に感染していないかどうか検査を受けるよう呼び掛けた。

 州政府は、医院の器具の消毒などが不十分で衛生管理に規則違反があったと判断。同日までに歯科医師6人を停職処分とし調査を続けている。患者の苦情で発覚した。

 州政府は「実際に感染が確認された事例はなく、可能性は低い」としつつ「B型、C型肝炎やエイズに感染した潜在的な危険がある」と指摘した。

睡眠時間5時間未満、交代制勤務…メタボになる7習慣

食事や運動だけでなく、睡眠、休養の悪い生活習慣が重なるほど、メタボリックシンドロームなどの発症リスクが高くなることが、大分大の井谷修准教授らの研究でわかった。宇都宮市で開かれている日本睡眠学会で3日午後に発表する。
 井谷准教授らは、地方公共団体に勤める男性(18~65歳、約3万9000人)の1999~2006年の健康診断と問診のデータを解析。生活習慣と病気などとの関連を調べた。
 その結果、〈1〉睡眠時間が5時間未満〈2〉交代制勤務をしている〈3〉休日が取れない〈4〉いつもおなかいっぱい食べる〈5〉あまり歩かない〈6〉アルコールを1日日本酒3合以上飲む〈7〉たばこを吸う――の七つの危険な生活習慣があると肥満や高血圧、メタボを発症しやすくなることがわかった。
 メタボでなかった人が7年間でメタボを発症するリスクは、危険な生活習慣が重なるほど高くなり、0~1個の人に比べ、2~3個は1・22倍、4~5個は1・42倍、6個以上では2・04倍になった。
 井谷准教授は「運動だけでなく、きちんと睡眠や休みを取ることが生活習慣病の予防になる。交代制勤務の人は特に気をつけてほしい」と話している。

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