握力は筋力の強さのバロメーターであるとともに、死亡リスクの大き
さや心臓血管系の病気へのかかりやすさにも関係しているようだ。カ
ナダ・マクマスター大などの国際研究チームが、17か国の成人約14万
人を対象にした研究でそんな結論をまとめ、英医学誌ランセットに報
告した。握力が5キロ弱くなるごとに、何らかの原因で死亡するリスク
が16%増えたほか、心筋梗塞のリスクが7%、脳卒中のリスクは9%増
加していた。平均4年間(3,379人)の分析の結果、握力は、収縮期血圧
(最高血圧)の値より死亡リスクとの関連が強かった。簡単で費用もか
からない握力測定で、死亡リスクが高い人を見分けられるようになる
日が来るかもしれない。
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http://www.47news.jp/feature/medical/2015/06/post-1314.html