記事一覧

いつまでも口から食べようシンポジウム 開催!

11月6日(金)午後1時より「札幌共済ホール」にて開催された。
最初に「高齢者の歯のコンクール」表彰式を挙行し、道内から354名の
応募のあったなかから選ばれた6名に賞状と記念品が授与された。

 表彰式終了後、榊原典幸氏(日鋼記念病院歯科口腔外科主任科長)
が『口から食べて「命」輝く』と題し講演され、口腔環境をケアする
ことで生活習慣病を予防するだけでなく、医療費の負担軽減、加齢に
伴う活動性や活力の低下を抑えられるため、日頃からの口腔環境のケ
アが重要であると述べられた。
 
 つづいて、高遠智子氏(オーガニック薬膳料理研究家)が、『唾液
分泌と代謝を上げる秋から春への食べ方・暮らし方』と題し、末期の
卵巣がんで余命3か月を宣告された自身の経験から、西洋と東洋の知
識を融合した“オーガニック薬膳”と「食」の大切さや食材の組み合
わせについて講演された。お口の健康に関心を持つ道民およそ600名が
熱心にお二人の講演に耳を傾けていた。

診療報酬改定めぐり火花 日医と健保連が意見対立

診療報酬の2016年度改定をめぐり、引き上げを求める医療側の日本医師会(日医)と、引き下げを訴える保険財政の運営側である健康保険組合連合会(健保連)が2日、中央社会保険医療協議会(中医協)で火花を散らした。

 11月に公表された医療機関の経営状況に関する調査結果に対し、日医の委員は「総じて経営が悪化した」と主張、健保連の委員は「経営は中期的にはおおむね堅調だ」と見解を表明し、認識は平行線をたどった。

 日医は「報酬は経営の原資でマイナス改定は医療崩壊を招く。(医師の技術料に当たる)本体はプラス改定とすべきだ」と強調。安倍政権が掲げる賃金上昇を通じて消費を喚起させる方針と合致させるため、増額が必要だとした。

 これに対し健保連は、医療保険財政の深刻さに触れ、報酬を引き上げれば患者の窓口負担や保険料の増加につながり「国民の理解と納得が得られない」と指摘。今回の改定は「マイナス改定とすべきだ」とした。

過去ログ