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防菌24時間の入れ歯・歯ブラシスプレー

広島大学大学院医歯薬保健学研究院の二川浩樹教授とエーザイ、歯科医療情報システムが主力事業のメディア(東京都文京区)は、入れ歯や歯ブラシを24時間防菌できる防菌スプレーを共同開発した。二川教授の開発した固定化防菌成分「Etak(イータック)」の成果を応用し、吹きかけるだけで、防菌効果が持続する。歯科医院ルートを活用し今月から販売に乗り出し、従来にない衛生用品として普及を目指す。

 今回開発したスプレーは、入れ歯用「Etak義歯防菌スプレー」と歯ブラシ用「同防菌スプレー」の2品を揃え、販売展開を図る。

札幌の歯科医、矯正途中に閉院 「特別価格」と宣伝 院長と連絡取れず相談相次ぐ

小中学生の歯の矯正を特別価格で行うと宣伝していた札幌市内の歯科医院が2015年4月に閉院し、治療中だった患者の保護者が男性院長と連絡を取れなくなっていることが12日に分かった。治療開始時に10万円以上を前払いした人もいて、札幌市保健所には4月以降、延べ49件の相談が寄せられている。

 連絡が取れないのは、札幌市中央区で2005年に開業した歯科医院の院長。同医院は、13年から15年3月にかけて札幌市内で配布されるフリーペーパーの広告で、一般的に保険外診療で20万円以上はかかるとされる矯正費用について、「特別価格」として小学生12万8千円、中学生19万8千円(いずれも税別)と掲載していた。

 中学1年の長女(12)が同医院で矯正の治療を受けていた札幌市中央区の男性(44)は、14年夏の治療開始時に一括で約14万円を支払った。他の保護者とともに治療費の返還を求め、弁護士に相談することも検討している。患者が放置されている状況について、市保健所は「医療法上の違反はなく、保健所に指導する権限がない」と話す。

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