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神奈川歯科大・県歯科医師会 地域社会発展へ協定

神奈川歯科大学(横須賀市稲岡町)と県歯科医師会(横浜市中区)は12日、災害対策や地域医療、保健・福祉、学術研究、人材育成など多岐にわたる分野で協力する包括連携協定に調印した。

 地域社会の発展に寄与するのが目的で、さまざまな分野で両者の社会的役割や資源などを有効活用し、連携・協力するというもの。具体的な連携事業を実施する場合、さらに個別に協定書を交わす。

 同大学は、東日本大震災でボランティア歯科医師や歯科診療車を派遣し、身元確認や被災者の歯科診療を支援。災害医療歯科学講座も設けて人材育成に努めている一方、高齢者向けの訪問歯科診療にも力を入れ、地域に根ざした口腔(こうくう)ケアの拠点を目指している。

 調印式では、県歯科医師会の鈴木駿介会長と平田幸夫・同大学長が協定書に署名した。平田学長は「地域に密着した歯科医師会との連携で、県民の長寿、健康維持にさらに貢献していきたい」と話した。

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