出生数
は100万5656人で、最低数だった前年の100万3539人より2117人増加しました。
年次推移を見ると、昭和24年の269万6638人をピークに昭和50年以降は減少と
増加を繰り返しながら減少傾向になり、平成23年からは減少が続いていました
が、今回5年ぶりに増加に転じました。
また、平成27年の合計特殊出生率(一人の女性が一生の間に生むとされる子
どもの数)は1.46 で、こちらも前年の1.42 より増加しました。
年次推移を見ると、最も高かったのは1947年の4.54でその後は減少傾向にな
りました。最低の1.26になった平成17年の後は微増が続き、平成26年には低下
したものの、今回は再び上昇しました。
増加の原因としては、経済環境の好転や、30~40歳代前半を中心に出産が増
えたことが上げられていますが、人口を維持するには合計特殊出生率を2.07ま
で引き上げる必要があるとされています。政府は、少子化対策の充実と働き方
改革で子育てしやすい環境をさらに整えなければなりません。