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ALS発症の仕組み、一端を解明…大阪市立大チーム

全身の筋肉が衰える難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」が発症する仕組みの一端を解明したと、大阪市立大学のチームが発表した。治療法につながる一歩としており、24日の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(電子版)に掲載された。

 ALSは運動神経細胞が侵される神経難病。発症に関わる遺伝子変異は約20種類見つかっているが、発症の詳しい仕組みは分かっていない。

 チームは、このうち2010年に特定された遺伝子「オプチニューリン」を働かないように変異させ、ALSの特徴を再現した人の細胞を作り、観察した。その結果、細胞の炎症を起こすたんぱく質が活性化して慢性的な炎症が起こり、細胞が死ぬことを突き止めた。

入院中食事詰まらせ死亡 遺族が病院機構提訴

国立病院機構盛岡病院(盛岡市)に入院していた女性=当時(69)=が死亡したのは、病院側が食事を喉に詰まらせないようにする注意義務を怠ったためとして、盛岡、滝沢両市の遺族が23日までに、病院を運営する独立行政法人国立病院機構(東京)に2200万円の損害賠償を求める訴えを盛岡地裁に起こした。

 訴えによると、女性は2014年1月22日、肺炎のため入院。同26日に病院が用意した昼食を喉に詰まらせて心肺停止状態に陥り、同2月2日、低酸素脳症で死亡したとされる。

 遺族は「アルツハイマー型認知症で早食いする癖があったにもかかわらず、病院は食事の介助や付き添いを怠った上、食材を細かく刻むなど誤嚥(ごえん)を防止する配慮をしなかった」と主張している。

 機構側は「係争中のためコメントは差し控えたい」としている。

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