むし歯、歯周病、事故等歯を失う原因は様々です。
5本以上歯を失った人は4本以下の人に比べて
消化器系の癌で死亡する確率が約2~3倍に上がる傾向がみられ、
脳卒中や心臓疾患で死亡した人には
こういった因果関係は見られないそうです。
このことから癌とお口の健康は深い関係がある
ことがわかります。
口腔内には300種を超える細菌が済んでいます。
その中にはタンパク質を分解する際、
H2S(硫黄水素)やメチルメルカプタン等
口臭の原因となるVSC(揮発性硫黄化合物)を
作り出すものもあります。
通常は基底膜で細菌や毒素が歯肉中に侵入することを
防いでいますが、このVSCがバリアーを破壊し
歯周病を発生させる化学反応を起こします。
そしてVSCは遺伝子を傷つけて癌の引き金になる
活性酸素を増やすこともあります。